初心者のバーテープ交換 修理・改修・メンテナンス①
Photo by Mujikanen.
自転車メンテナンスの初歩
自転車のハンドル部分を覆っているバーテープの交換は、自転車のメンテナンスの中で一番簡単な部類に入るのではないでしょうか。
自転車のメンテナンスといえば、最初に思いつくのがタイヤのパンクによるチューブ交換ですが、ロードバイクではバーテープも交換頻度が高いと思います。
タイヤのチューブは、交換するのに慣れている人だと15分~20分で出来てしまいます。自転車屋さんに持っていくと工賃で1500円ほど掛かります。これに新しいチューブ代が付いて大体、5000円~6000円ほどかかります。
最初は時間が掛かると思いますが、個人で行うと材料費だけとなり、4000円程で交換できます。今はYoutubeなどの動画サイトで交換実演の動画がよくアップされていますので、それを見ながら初心者でも容易に行えるようになってきていると思います。
バーテープの交換もチューブ交換と同様に、自転車屋さんで行うと1500円ほど工賃がかかります。私も自転車メンテナンスの初心者ですので、今回はYoutubeの動画を見ながら自分でやってみることにしました。
バーテープを交換するメリット
バーテープを交換することにより柔くなったグリップが強くなったり、見た目にもメンテナンスされていることがわかると思います。また、バーテープの消耗は見た目にも分かりやすく、交換頻度も年に1回~2回で、破れやほつれなどが出てくると交換の目安とされています。
よく遠出する方は路面からのショック吸収性、通気性、デザイン性など一つのこだわり所だと思います。
参考にさせて頂いた動画
今回参考にした動画
キャノンデールファクトリー レーシングチーム(CANNONDALE FACTORY RACING)の山本和弘選手が動画内で説明されています。
この動画を見ればバーテープ交換の全体の流れがわかると思います。
全体の流れ
バーテープ交換、全体の流れを書き出してみました。
①ブラケット周りのゴムを外側に外す(捲る)
②エンドキャップを外す
③バーテープを止めているビニールテープを外す
④古くなったバーテープを外す
⑤ブラケットの取り付け金具を隠すためのバーテープを外す
⑥ビニールテープの装着時に付着した汚れを落とす
⑦ハンドルとブレーキワイヤーを新しいビニールテープでとめる
⑧ブラケット部分の金具を隠すためのバーテープを切り取る
⑨バーテープを1/3程重ねながら巻いていく
⑩ハンドルの上まで巻いてバーテープの端を斜めにカットする
⑪カットした先を付属のテープかビニールテープでとめる
上手くできているかのPoint
ⅰ)金具がバーテープで上手く隠れているか
ⅱ)ハンドルの自の部分が出ていないかを確認する
⑫ブラケットのゴム部分を元に戻す
⑬最後にエンドキャップをハンドルに付ける
難しいブラケット周りの巻き方
バーテープを巻く上で初心者にとって難しいのが、ブラケット周りの巻き方です。
私もこの部分に時間をかけて、7回くらい微調整することになりました。
ブラケット周りの巻き方には主に2通りの巻き方があります。
①八の字巻き
②ブラケットの金具をテープで隠す巻き方
ここはどちらでもやり易い方でやればいいと思います。私は今回は隠しテープを使うやり方でバーテープを交換しました。
ペーター・サガン選手のバイク
プロの自転車競技選手となればチームの専属メカニックがいますので、こういったレースの最前線の動画も参考にするといいかもしれません。
動画ではサガン選手のバイクはバーテープを八の字巻きで巻いているようです。
バーテープ交換のBefore ⇒ After
今回は3年ほど取り替えていないバーテープを交換してみます。
交換に必要な道具は下の4つです。
①新しいバーテープ
②パーツクリーナー
③黒色のビニールテープ
④ハサミ
今回交換に使用した道具
新しいバーテープに選んだモノはBontragerの白色です。
パーツクリーナーは実家近くのホームセンターでお手頃のモノを購入しました。
ビニールテープとハサミは実家にあるモノを使用しました。
Before ⇒ After
見ての通り、ボロボロの状態のバーテープを交換していきます。
①交換前の状態
②ブラケット周りのゴムを外側に外す
③古くなったバーテープを剥がす
④古いビニールテープを外す
⑤パーツクリーナーでハンドル部分をきれいにする
⑥バーテープを巻く
⑦エンドキャップをはめる
⑧ビニールテープの上から付属テープを巻いて両方の交換が完了
バーテープの巻き方に関して参照したWebサイトの紹介
バーテープの交換は様々なWebサイトで紹介がされています。今回交換するにあたりこちらのサイトを参考にさせて頂きました。
写真も説明も詳細に載せており、大変参考にしやすいです。
バーテープ交換の動画だけでは少し不安だという方は、こちらのサイトなど参考にしていただけたら幸いです。