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発見と簡単な記録

閑話休題② 眼鏡が壊れた

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Photo by Mujikanen.

 

眼鏡が壊れました。

仕事の休憩中に左目レンズ上のフレームが「パキッ」という音とともに裂けました。

 

一瞬、目が点に成り、落ち着いて足元に落ちたレンズをフレームにはめ込み、元通りにしようと試みましたが、メタル系のフレームではどうすることも出来ず、左目レンズをフレームから外し眼鏡をかける事を優先するため、裂けたフレーム部分をセロテープでグルグル巻きにし固定しました。

ただでさえ目が悪く、眼鏡が無いと視界がボヤケて悪過ぎ仕事に支障が出ててしまうので、セロテープグルグル巻き固定は妥協するしかありませんでした。

案の定、休憩が終わり事務所から戻ると「何それ!漫画見たいw」とスタッフの方から評価を頂き、皆の笑いを独り占めしつつその日の残り作業を片付けました。

 

両眼に視力差があると頭痛がしますよね・・・。

 

眼鏡をかけた時の普段の視力が左眼1.5、右眼1.5裸眼だと左眼0.2、右眼0.3なので、レンズが一つの状態なら視力の左右差が約1.2と大きく差が開いてしまいます。

視野の差があるとが結構辛く、脳が視力の左右差を補正しようと頑張ってくれるのはいいのですが、そのお陰で頭痛が止まりませんでした。

 

なんで両眼に視力差があると頭痛が生じるのでしょうか?

少し気になったので、視力に差があるとなぜ頭痛がするのか調べてみると『視覚』『両眼視』という単語が出てきました。

 

視覚の定義

視覚とは可視光領域(波長380~760nm)にある光の明暗や色に関して人体が光刺激を受けて生じる感覚のことをそういいます。

視覚には主に『視力』、色覚』、『光覚』があり、それぞれ次の様に定義されます。

 

  1. 『視力』は主に目がモノを捉えて空間内にある2点を識別する能力
  2. 『色覚』は視細胞が可視光領域にある光の波長を捉え、色を感じる能力
  3. 『光覚』は明暗を感じる能力

 

各事典により定義は様々で、広義には眼から取り込んだ光情報の弁別や識別を含みます。

 
光刺激によって生じる感覚で,明暗を感じる感覚を光覚,色を感じる感覚を色覚という。おもな感覚器である。原始的な光覚は神経光覚器や皮膚光覚器によって起こる。よく発達した視覚は聴覚や嗅覚と同様に,動物が遠くはなれた所からの情報を得るのに重要な感覚である。ことに外部の情況を立体的に知るうえでは視覚が最も優れている。視覚機能は明暗識別や光源の方向識別,あるいは対象物の形態や動き,対象物までの距離などの識別や色彩弁別に分けられる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

 

両眼視機能

両眼視の定義

通常、人は2つある眼から光の情報を受容し中枢神経系の働きにより視覚が生じます。

人体の感覚受容器の半数以上が眼の中にあり、結果として、大脳皮質の広い部分が視覚情報の処理に使われており、両眼視(binocular vision)とは左右の眼内部に別々に入射した可視光域の光情報が、脳内で情報として適切に処理され、単一の視的印象とする機能のことをいいます。このようにして、奥行きの知覚や三次元の評価を可能にしています。両眼視には同時視、融像、立体視の3段階の機能があります。

両眼が外界から受ける印象はわずかずつ異なっているが,これを中枢で合致させ,単一の視的印象とする機能をいう。同時視,融像,立体視の3段階があり,これらは5歳頃に完成する。両眼視の満足な発達には,感覚系,運動系,中枢が密接に,しかも複雑に関与している。斜視は両眼視機能の発達を阻害するので,早い時期に治療する必要がある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

両眼視機能

脳は左右の眼球から送られてきた電気信号を情報として融合、補正します。その過程で自動的に修正する働きを両眼視機能といいます。

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両眼視機能には立体視『融像』『同時視』と3種類の段階があり、上記の図の様にピラミッドの下から上に向けて可能になる範囲が変わってきます。

 

  1. 立体視とは両眼視差により脳内で立体感を総合的に判断する機能
  2. 『融像』とは左右の眼に映った映像を1つのモノとしてまとめて観る機能
  3. 『同時視』とは左右に映った映像を同時に見る機能

 

上図の様に立体視は出来るが同時視は出来ないということはなく、同時視が出来、融像が出来てはじめて立体視が出来る様になります。

 

両眼視機能検査(深視力検査で重要)

深視力検査とは大型免許二種免許を取得する際に視力検査以外の項目で必須になっている検査項目です。検査内容は一般的な視力検査とは違い、両眼視機能の能力のうち、遠方にある物体を立体的に感じ判断する能力の測定を行います。

視力検査のように片目を隠しながら、穴空きマークを『上下右左』と指差すのではなく、下の動画のように左右の棒の中を別の棒が動いているのを立体的に視認、判別確認できるかを調べます。

 


 

視力に差があると、脳内で立体視に至るまでの過程で少し不具合が生じ、眼で見た物体を上手く立体的に認識することが出来なくなり、それを補正する作用が頭痛の元になります。

もちろん明確な頭痛の原因がこの視力差だけにあるとは限りませんが、眼鏡が壊れた本日はこれが一番の要因といえるでしょう。

 

本日の業務終了後、眼鏡を購入した眼鏡本舗に行きフレームの在庫を探して貰いました。幸いなことに、四国の支店にまだ在庫が確認出来たので急いで取り寄せて貰い、後日フレームも無事に修理することが出来ました。

 

眼鏡のフレームだけで6300円掛かり少し痛い出費となりましたが、眼鏡が壊れて一番痛かったのは同じ視力補正できる予備の眼鏡を持っていなかったことでした。

5年前に使用していたのが残っていたのですが、視力補正でも両目0.8位までしか上げる事が出来ず、新しいフレームが届くまでの2日間は少し不自由な思いで過ごしました。

 

今回の話を職場の学生さんに話すと予備の眼鏡も準備した方が良いですよ。

とさらりと言われてしまい、次回から予備の眼鏡も準備しようと思いました。 

 

レンズの抜けたセロテープでグルグル巻きに巻いた可笑しなフレームをヘルプ先である他店のスタッフの皆さんが、爆笑してくれたのが心の救いでした(笑)。

 

2017/0816 加筆・修正しています。

福井県鯖江・めがねの街

 


Made in japanを大切にし、眼鏡を作り続ける人たちがいる。

 

五左衛門とめがね産地


増永五左衛門

 

眼鏡職人とその生き様


ワインや珈琲、宝石やタバコの様にこれからは眼鏡も一つの嗜好品と捉えることが出来る時代が来ているのかもしれませんね。長く良いものを使用し、きちんとした手入れを行い、愛着を持つ。当たり前かも知れませんが、作り手である職人から使用者である私達へ思いの伝わるモノを少し先の未来では使用したいものです。

 

 

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