捨てる勇気⑪ A kindness is never lost.
GIVEBOXの考え方は日本に昔からある恩送りに似ていると思います。
英語では A kindness is never lost.
有名な映画に ペイ・フォワードがあります。
11歳の少年トレバーが社会科の授業で出された課題
「この世の中を良くするためには何をしたらいい?」
を彼なりのIdea(方法)で解いていきます。
人から受けた善意(親切、厚意)を次の3人に渡していく、善意を受け取った3人の人はまたそれぞれ次の3人に渡していく。自分の身の周りで小さくても出来る範囲で善意の輪を広げていく。それが回りまわっていつの日か自分に返ってくる。
ペイ・フォワード 可能の王国
Pay It Forward Trailer - YouTube
この映画は2000年に放映されましたが、2014年に同じような試みがスタバで行われました。
同様にカナダでも起こっていたようです。
これが企業の宣伝か自然発生かはわかりませんが、どこででも起こりうる事なんですよね。
イタリア、ナポリにも
「カフェ・ソスペーゾ」
という古くからの習慣があり、ソスペーゾ(sospeso)とは日本語で言う「保留」を意味し、これは余裕のある方は次に来る人(ここでは貧しい人の為に)の珈琲代を先払いする習慣だそうです。
日本語で直訳表記すると「喫茶店保留珈琲」となり物凄く渋い表現になります。
これについて詳しく書いてくださっているBlogがあります。
BAR BELLA ITALIA: 貧者のカフェ・ソスペーゾ
どこの国にでも似たような習慣や考え方があり、日常の中で自然に行われていることなんですよね。本日、近所のコンビニにお味噌汁に入れる豆腐を買いに行った時、傘を落としてしまい見知らぬオジサンに傘を拾って貰いました。
これもりっぱなペイ・フォワードの始まりですよね。明日は私の番です。そして、次はこれを読んで下さったあなたの番かもしれませんね。